敏感肌におすすめのノンケミカル日焼け止めはコレ!正しい顔に塗る順番や塗り方とは?
2017/02/27
今年も3月になって、だんだんと暖かくなってきましたね。
日によっては暑くてコートを着なくてもいい日も出てきました。
そして、気温が高くなってきて気になるのが紫外線。
少しづつ太陽の光が強くなってきて、肌の日焼けやシミが気になって来る人も多いのではないでしょうか。
しかし、日焼け止めを使いたくても自分の肌に合うかどうか気になる人も多いかと思います。
そこで今回は、紫外線や日焼け止めについて正しく理解したうえで、敏感肌の人にもおすすめの日焼け止めと正しい日焼け止めの塗り方や塗る順番について紹介したいと思います!
目次
紫外線とは?
兵法として有名な「孫氏」の格言で、「彼を知りて己を知らば、百戦して殆(あや)ふからず」という言葉があります。
これは、「相手(彼)の事を知り、自分(己)の事を知ることで決して負けることは無い。」という意味になります。
そこで、まずは「相手」となる紫外線について調べてみました。
紫外線の種類
太陽から降り注ぐ光には大きく3つあって、目に見える光(可視光線)・赤外線・紫外線の3つの光があります。
そして紫外線には、UVA・UVB・UVCの3つのタイプがあります。
UVCは皮膚病の原因になる紫外線で、最近ではオゾン層の破壊によってUVCが届いてしまう心配がされていますが、通常は大気圏で吸収されて地上まで届くことはありません。
UVBはUVCと同じように大気圏で吸収されるのですが、全部ではないので一部のUVBが地上まで届いてしまいます。
UVAはほとんど大気圏では吸収されず、そのまま地上まで届きます。
このことから、今のところ私たちが気をつけるのはUVAとUVBだということになりますね。
UVAとUVBの肌への影響
UVAとUVBが肌にどのような影響が出るのか、あらためて調べてみました。
UVAは地表まで届く紫外線の9割を占めていて、UVAを浴びると肌にダメージがどんどん蓄積されていって、肌のハリがなくなったり肌が黒くシミになったりします。
UVBは紫外線の1割と量はUVAに比べて少ないのですが、肌へのダメージがものすごく強くて、すぐに肌が赤くなったり何日か経ったあとに肌が黒くなったりします。
UVBを浴び続けると肌の細胞やDNAを壊してしまう危険性があるのでかなり要注意です。
紫外線はいつごろから多くなる?
紫外線の量は、太陽が高ければ高いほど多くなると言われています。
こちらのグラフを見てみてください。
<日最大UVインデックス(推定)の月別累年平均値全国分布図(左:7月、右:12月)>

引用:環境省「紫外線環境保健マニュアル2015」
月別の紫外線の量を見てみると、ピークとなる7月に向けてどんどん紫外線の量が多くなってきていますよね。
また、南の那覇と北の札幌ではおよそ2倍ほどの違いがあります。紫外線の量は西日本のほうが東日本より強くなっていきます。
そして時間帯の紫外線の量を見てみるとこのようになります。

引用:環境省「紫外線環境保健マニュアル2015」
10時~14時の時間帯で、1日のおよそ60%の紫外線量を占めていることがわかります。
ところで、どこかで「曇りの日のほうが晴れの日よりも紫外線が多い」って聞いたことがありませんか?
これは全くのデタラメで、雲の多い日はUVBの量はちょっと少なくなりますが、UVAは雲があってもお構いなしに届きますので、曇りの日であっても気をつけてください。
夏になってくるとテレビの天気予報で紫外線の量を教えてくれますが、気象庁のホームページを見てみると、今日1日の紫外線の予測量を確認することができます。

引用:気象庁
これは3月20日の紫外線量の予測分布図になるのですが、すでに沖縄県は紫外線が「非常に強い」になっています。もう紫外線予防をしていかないとヤバイですね。
紫外線と色の関係
日焼け止めの他に紫外線対策として日傘を買う人も多いかと思います。
日傘を買う時に白の日傘を買おうか黒の日傘を買おうか迷ったりしませんか?
男の僕が言うとあまり説得力がないのかもしれませんが、同じ日傘なら黒の日傘を買うことをオススメします。
白色は太陽の光を反射しますが、繊維の隙間から紫外線が入ってきたりします。
一方の黒色は太陽の光を吸収してくれます。だからと言ってすべての紫外線を吸収してくれるわけではないのですが、白色よりかは紫外線をカットしてくれます。
それと気をつけてほしいのが、地面からの照り返しで紫外線を浴びてしまうケースがあるということです。
白色の日傘の場合は反射して自分の顔に紫外線が当たってしまいます。黒色の場合は吸収してくれるので照り返しの紫外線予防にもなります。
しかし黒色だと紫外線だけではなく赤外線も吸収してしまうので、真夏日だとかなり暑いですよね。
そこで表側は白色で裏側は黒色という日傘もあるようで、「Rose Blanc」という会社の日傘は100%完全遮光で美容雑誌の「美ST」でも紹介されて話題になった日傘なんだそうです。
しかしお値段が1万円を超えますので、買うのにちょっと勇気がいります・・・
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価格:12,960円 |
最近では日傘だけではなく服とかにも遮光性が高いものやUVをカットするものが多くありますので、自分のお財布事情に合わせて買ってみてはいかがでしょうか。
日焼け止めを選ぶポイントは?
次に「己」を知るということで自分の肌が乾燥肌・敏感肌・アトピー肌など、どのタイプの肌なのかを知ったうえで、日焼け止めを使っていかないと色んな肌トラブルを招いてしまいます。
みなさんはCMとかドラッグストアで「SPF50」とか「PA++」というものを見かけたり聞いたりしませんか?
僕もテレビか雑誌かで詳しく聞いた記憶があるのですが、忘れてしまったのでSPFやPAなど日焼け止めを買う時のポイントについてまとめてみました。
SPFは防御時間の目安
SPFは「Sun Protection Factor:サンプロテクションファクタ」の略で、主にUVBをどれだけ防いでくれるのかを表す数値になります。数値が大きいほど効果が高くなります。
「SPF50」とは「50時間UVBを防いでくれる」という意味ではなく、「紫外線を浴びてから日焼けする時間(炎症が起こす時間)を50倍に遅らせる」という意味になります。
日焼けする時間は人によって差がありますが、だいたい15分~20分ぐらいと言われています。「SPF50」はその時間の50倍なので75分~100分に遅らせてくれるということになります。
僕も勘違いをしていましたが、必ずしも紫外線を防いでくれると意味ではないので、このことは覚えておいたほうが良いですね。
日焼け止めを選ぶ目安としては、旅行やスポーツなど長時間外にいる場合はSPF50以上のものが良いと言われています。
また、ちょっとした買い物や通勤・通学などの場合はSPF35ぐらいで充分なんだそうです。
PAは防御効果の目安
PAは「Protection Grade of UVA:プロテクショングレイドオブUVA)の略で、主にUVAを防ぐ効果を表す数値になります。
「PA++」のようにPAの隣に「+」が並んでいて、「+」の数が多いほどUVAに対して効果が高いことを表しています。
「+」の数は4つまであって、「PA++++」が一番UVAに効果があるということになります。
UVAは冬でも地上に降り注いでいますので、外に出ることが多い人や窓際に座っている人は冬でもしっかりとUVケアをしたほうが良いです。
専用の日焼け止めを買わなくても、化粧の下地やファンデーションにUV成分が含まれていることもあるので、それでも全然良いかと思います。
SPFとPAは高いほうが良い?
SPFとPAが高ければ高いほど紫外線予防になるのですが、それだけ強力な成分が入っていたりもします。
そのため石鹸だけではなかなか洗い落とすのが大変なものがあったり、敏感肌やアトピー肌の人の場合は肌が荒れてしまう可能性もあります。
そこで今では敏感肌やアトピー肌用の日焼け止めも売られていて、その中でもノンケミカルタイプの日焼け止めが注目されています。
ノンケミカルタイプの日焼け止めとは?
ノンケミカル(non-chemical)の日焼け止めとは、その名の通り化学物質が入っていない日焼け止めのことで、体に良くないとされている紫外線吸収剤・紫外線散乱剤・界面活性剤・防腐剤などが入っていない日焼け止めになります。
気をつけてほしいことは、化学物質が全く含まれていないという日焼け止めは少なくて、一部の化学物質だけが含まれていないだけでノンケミカルと言っている日焼け止めもあります。
「オーガニック」・「自然派」・「天然成分」・「無添加」と書いている日焼け止めは、よく成分を確かめたほうが良いですね。
化粧品ごとに成分を細かくチェックできる「化粧品成分情報サイト」というものもありますので、使っている日焼け止めや化粧品にどんな成分が入っているのか気になる人はチェックしてみてくださいね。
男性用や赤ちゃん用の日焼け止めについて
日焼け用って女性が使うイメージがありますが、ちゃんと(?)男性用の日焼け止めも男性化粧品で有名な「ニベアフォーメン」・「オキシー」・「DHC」などで男性用の日焼け止めが売られています。
それよりも、赤ちゃんの日焼け止めのほうが絶対不可欠になります。
赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の2分の1程度なので、そのだけ紫外線のダメージを受けやすくなります。
赤ちゃん用の日焼け止め選びのポイントとしては、なるべく低刺激の日焼け止めを選ぶ必要がありますので、ノンケミカルでアルコールが入っていない日焼け止めを選ぶのが良いかと思います。
敏感肌の人が赤ちゃん用の日焼け止めを使うという選択もありますね。
ノンケミカルでおすすめの日焼け止めは?
ノンケミカルでおすすめの日焼け止めを1つ選べと言われたら、僕は「ドゥーエ」の日焼け止めをおすすめします。
この「ドゥーエ」の日焼け止めは皮膚科や小児科の先生も勧めているノンケミカルの日焼け止めで、小さな子どもでも使用することができます。
僕は医者とか先生とか権威のある人が言っていると信用しがちになってしまいます 笑
でも、この日焼け止めは本物なので安心してください。
口コミを見てみると、敏感肌で赤ちゃん用の日焼け止めを使用しても肌が荒れてしまう人がこの日焼け止めなら大丈夫と言っていたり、匂いも刺激もなく穏やかでやさしい使い心地だと言っている人が多いです。
そしてノンケミカルの日焼け止めはけっこう値段が高くて3000円台のものが多いのですが、「ドゥーエ」の日焼け止めは40gで2310円なので、他のノンケミカルの日焼け止めより若干リーズナブルで安いです。
気になる性能も、SPF45・PA++++で文句なしです。
デメリットとしては液が白いので肌に塗るとちょっと白くなるのですが、美白だと前向きに思っている人も多いみたいです。
一度試されてみてはいかがでしょうか。
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日焼け止めの正しい塗り方や塗る順番は?
日焼け止めは正しく塗らないと効果が半減してしまうので、クリームタイプや乳液タイプの日焼け止めを顔に塗る時の正しい塗り方や塗る順番を紹介します。
1.日焼け止めを塗る前にしっかり保湿!
日焼け止めを塗る前に化粧水や乳液でしっかり保湿しておいたほうが化粧品が肌に浸透してくれて肌の乾燥を防いでくれます。
2.去年の日焼け止めは使わない!
もったいないからと言って去年の日焼け止めを使いたい気持ちは痛いほどわかります。
でも、長時間経過した日焼け止めは効果が薄れていっているので、新しい日焼け止めを買って使ってください。
家の日焼け止めを探してみたらスプレータイプのものですが、2年ぐらい前のものが我が家にもありました 笑
3.日焼け止めの量は多すぎても少なすぎてもダメ!
1回に使用する量が日焼け止めの容器に書いているならそれがベストの量になります。
もし1回分の量がどこにも書いていない場合は、500円玉くらいの量が目安になります。
4.顔に点々と置いて外側へ伸ばす!
日焼け止めは顔全体にムラ無く均等に塗っていきます。
手に取った日焼け止めの1/3ぐらいの量を使って、おでこ・鼻・両頬・あごに5~10箇所ほど点々と肌に乗せていきます。とくに両頬は他の箇所よりも多めにしたほうが良いですね。
そして、顔の中心から外側へ向かって指先を使って優しく伸ばしていきます。
手のひらで伸ばしてしまうと手のひらに日焼け止めが付いてもったいないので気をつけてくださいね。
全て伸ばし終わったら、また同じように残りの日焼け止めを点置きして外側へ伸ばしていきます。
この流れを2、3回繰り返し、しっかり重ね塗りしていきます。
耳やフェイスラインとかはうっかり塗り忘れてしまう箇所なので、忘れずに塗ってくださいね。
もし日焼け止めが余ったら首とかにも塗っておくと良いですね。
文章で説明すると難しいので、美容家電で有名なクレンシュアが日焼け止めの塗り方と落とし方を動画で丁寧にレクチャーしてくれています。
市販の日焼け止めが信用できない人は?
市販の日焼け止めには有害な化学物質が含まれていて使いたくないという人には、シアバターやホホバオイルなどの植物性のオイルを使用するのもアリかと思います。
SPFで換算すると1桁台になるのですが、シアバターやホホバオイルには保湿効果があったり日焼け後の炎症やシミなどを防ぐ効果もありますのでオススメです。
ちなみに僕の嫁は風呂あがりに無印良品のホホバオイルを使っています。ホホバオイルってけっこう高いですよね(高級化粧品に比べれば断然安いですが・・・)
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価格:2,160円 |
中国の紫外線対策が過激すぎる!
紫外線予防のグッズって色々あるかと思うのですが、中国では「フェイスキニ」というグッズが数年前からビーチで流行っているそうです。
「フェイスキニ」の画像はこちら。

出典:www.viajarasia.com
顔の「フェイス」と「ビキニ」を組み合わせて「フェイスキニ」と名付けているそうで、フェイスキニを買えない人は自分で日焼け防止マスクを作っている人もいるとのことです。

出典:http://procrasti-nation.eu
突然海の中から出てきたら、僕は絶対に逃げますね 笑
ちなみに楽天市場で調べてみたら1000円で売っていました。中国ならもっと安くで購入することができます。
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紫外線の良いところは?
今まで「紫外線は敵だ!」のように扱ってきましたが、紫外線を浴びると新陳代謝を促進してくれたり、体内でビタミンDを作ったりしてくれます。
ビタミンDは、骨を強くしたり風邪を予防してくれたりダイエット効果があったりと、無くてはならないビタミンになります。
1日に15分ぐらいは「日光浴」という感覚で太陽の光を浴びてみてはいかがでしょうか。
また、紫外線で殺菌や消毒をしたり害虫を駆除したり、お札の偽造防止に利用されるブラックライトとかにも紫外線が使われています。
いろいろ調べてみると、紫外線は自分の体や社会に貢献してくれる「いいやつ」なんだなぁと思いました。
さいごに
ビタミンCが日焼け対策に良いとのことで、レモンとかオレンジを食べる人が多いかと思います。
しかしレモンやオレンジ・きゅうりなどには「ソラレン」という日焼けやシミを促進する「光毒性」がある物質が含まれています。
「光毒性」ってなんかすごい怖そうな名前なのですが、ソラレンの光毒性は摂取してから2時間後がピークになるので、夜にオレンジやきゅうりを食べるのが一番効果的です。
昔にきゅうりパックが流行っていたと思いますが、朝にパックしてその後に外出するなんて本当に最悪ですので止めてくださいね。
それと、もしあまりにも肌が荒れた場合は皮膚科の病院に一度行ってみるのもいいかと思います。
それでは、外からも中からも紫外線対策をして綺麗な肌を守っていきましょう!
今回はここまでになります。最後まで読んでくれてありがとうございます。
関連記事はこちらになります。
①冬のカサカサ肌には気をつけてください!
→冬の肌や唇の乾燥・カサカサは脱水症状や病気のサインかもしれません!!