背中が痛いと思ったら大動脈の重大な病気のサインかもしれません!
2016/01/07
運動をしていないのに背中が痛いと感じた時、筋肉痛と思って放っておいていませんか?
もしかすると重大な病気のサインかもしれませんので、放っておくと危険な場合があります。
今年の11月14日に俳優の阿藤快さんが亡くなられました。
死因は「大動脈破裂胸腔内出血」といわれています。
大動脈破裂胸腔内出血は大動脈が破れて胸の中で内出血を起こしてしまう病気で、中年世代以上であれば誰にでも起こりうる病気になります。
今日は大動脈の病気について調べてみました。
スポンサーリンク
大動脈に関連する2つの大きな病気
大動脈は人間にある血管の中で最も大事な血管になります。
大動脈は外膜・中膜・内膜と3層構造になっています。
大動脈に関連する大きな病気には大きく2つの病気があります。
ひとつめは、大動脈内に血のかたまりができてコブのようになる「大動脈瘤」という病気になります。
症状がほとんどなく、前兆として声がしわがれ声になったり、腰が痛くなったりします。
レントゲンなどの検査で偶然に見つかるということも多いです。
もうひとつは、外膜と内膜の間に血がたまってしまう「大動脈解離」という病気があります。
背中が痛くなりますが、人によっては辛抱することができる痛みになります。
内膜が破れると、のたうちまわって声も出せないほど痛いそうです。
外膜が破れてしまうと血液が漏れて高い確率でなくなります。
阿藤快さんもドラマの撮影の合間に背中が痛いと言っていたので、この大動脈解離が死因であるといわれています。
大動脈はめったに破れない強い血管ですが、年を取ると欠陥が弱くなって破れる可能性が高くなります。
外膜が破れるとかなり危険な状態なので、いかに早く気付いて治療するのかがポイントになります。
大動脈は背中の左側に通っているので、背中の左側が痛みだしたら要注意です。
大動脈解離の原因
大動脈解離が起きる原因は様々な原因があります。
タバコを吸うと高血圧になりやすく、毛細血管が非常に弱くなっていくので出血しやすい血管になってしまいます。
また、塩分の摂り過ぎも要注意で、塩分を摂り過ぎると血管が固くなって、血液を流すのに圧力が必要となり血圧が高くなってしまいます。
塩分の摂り過ぎで高血圧ぎみのかたには、マグネシウムやカリウムといったミネラルを摂取することをおすすめします。
マグネシウムやカリウムには脱塩効果があって、塩分が体から抜けていく作用があります。
スポンサーリンク
マグネシウム・カリウムが多く含まれる食品
マグネシウムとカリウムが多く含まれる食品はこちらになります。
マグネシウム
そば、のり、ひじき、まめ、とうふ、ごま、わかめなど
マグネシウムの1日の推奨量は、成人男子が340mg、成人女子は270mgになります。
カリウム
パセル、アボカド、ひじき、ホウレンソウ、バナナ、納豆など
マグネシウムの1日の推奨量は、3500mgになります。
調べてみると、ひじきはマグネシウムもカリウムも多く含まれているのでナイスな食材ですね。
さいごに
血管の健康具合を表す「血管年齢」というものを計ってくれる病院もあるそうです。
私も30歳半ばとなり、少しコレステロールと塩分を気にする世代になってきました。
味の濃い食べものを食べるときは気をつけたいと思います。