冬の肌や唇の乾燥・カサカサは脱水症状や病気のサインかもしれません!!
2016/04/15
脱水症状は夏では?と思ったかたはいませんでしたか?
たしかに夏は熱中症などを起こしてカラダが脱水状態になります。
実は冬も脱水が起こりやすい季節って知っていましたでしょうか?
冬に脱水が起こると血液がドロドロになりやすく、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなるといわれています。
今回は冬の脱水について調べてみました。
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1年間に脱水しやすいシーズンは夏と冬
夏は汗をいっぱいかいてしまって熱中症などになってしまい脱水しやすいですよね。
冬も実は水分が奪われやすくなるシーズンで、水分は息をしたりしゃべっているだけでも水分は失われていっています。
口から以外にもっと水分がでているのが皮膚で、手や顔・首などの皮膚から、知らず知らずのうちに水分が蒸発していきます。鼻の粘膜からも水分が蒸発したりします。
このようなことを、感じにくい蒸発「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)といって、見えない汗と呼ばれています。
水分は皮膚粘膜から80%、口(呼吸)から20%失われているといわれています。
冬に水分が失われやすいもうひとつの原因
冬に水分が失われやすいもうひとつの原因は湿度の違いになります。
2つの温度と湿度の空気中の水分量を比較してみます。
①気温20℃ 湿度50%
②気温30℃ 湿度50%
空気中に含むことができる水分量の限界は気温によって変わっていきます。
①30.38グラム
②17.31グラム
この限界の水分量の50%なので空気中の水分量はそれぞれこんな感じになります。
①約15グラム
②約8グラム
少し数学の勉強になってしまいましたが、ほぼ倍ぐらいの違いが出てきます。
だから冬は空気中の水分量が少ないんですね。
マンションは乾燥しやすい
僕もマンションに住んでいますが、木造住宅より気密性の高いマンションのほうが空気が乾燥しやすいです。
エアコンなどの暖房を使い続けていると外気は湿度50%でも部屋の中は湿度30%~40%に下がります。
最近のマンションは窓が大きいので、窓が大きいと太陽の熱で室内の乾燥がより進んでしまいます。
小さいときは一軒家に住んでいましたが、すきま風とかけっこうありました。
じつはこのすきま風がいい感じに部屋の喚起をしてくれて室内の温度を保ってくれていたんです。すきま風は寒いけど体には優しかったんですね。
他にも、天然のイグサで作られた畳には水分をコントロールする機能があって、フローリングに比べると乾燥を防いでくれます。
カラダへの影響
カラダの水分が失われていくと、血液がどんどんドロドロになっていきます。
特に細い血管は詰まりやすいので、脳の血管で詰まれば「脳卒中」、心臓の冠動脈で詰まれば「心筋梗塞」になってしまいます。
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「冬・脱水」のサイン
冬の脱水にはいくつかのサインがありますので、ぜひ覚えておいてほしいです。
・手や顔などの肌がカサつく
・口の中がネバネバする
・体がだるい、しんどい
・フラフラする、気分が悪い
特に脱水を起こしやすい高齢者、乳幼児、持病があるかたは注意が必要です。
「冬・脱水」の対策
まずはこまめな水分補給ですね。下痢や嘔吐がある場合は経口補水液の「OS-1」とかを飲めば効率的に水分補給ができます。なければポカリでも全然良いですね。
室内対策としては、暖房をつけたら必ず加湿器もつける。また、たまには喚起をすることで、室内の空気を新鮮で体に優しい空気に入れ替えます。
室内に洗濯物を干したり、水を張ったバケツにタオルを浸しておいたり、観葉植物を育てるのも良いですね。
最近では見かけませんが、昔はストーブの上に水を入れたヤカンを乗せたりしていましたが、じつはあれ、冬の乾燥対策にもなっていたんです。
あとは、照明をLEDに変えるのもいいです。LED照明は白熱灯よりも発熱量が少ないので部屋が乾燥しにくいです。
さいごに
冬は夏に比べてノドが渇いたりするのですぐに水分補給しますが、冬は気が付けば長い時間水分を口にしていなかったりしています。
意識的に水分を取ったり、寒いけど部屋の喚起をして、カラダがカラカラにならないように気を付けてください!
今回はここまでになります。最後まで読んでくれてありがとうございます。
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